【LINE MUSIC Weekly TOP10】2019.06.26~2019.07.02

今週から「LINE MUSIC」のチャートもチェックしていく。

キッカケは他のチャートには無い独自の動きを見せているのが気になって調べてみたところ、LINE MUSIC利用者の7割以上が10代、20代の若年層となっていた()ので、若者のトレンド傾向が掴めるかもしれないと思ったためである。

 

◆ 10位

King Knu ‐ 白日

⇧1(前週11位)

リリース:2019.02.22

所属:アリオラジャパン

レーベル:ソニー・ミュージック

タイアップ:日本テレビ系ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」主題歌

 

◆ 9位

Mrs. GREEN APPLE - ロマンチシズム

⇧3(前週12位)

リリース:2019.04.03

所属:テアトルアカデミー

レーベル:ユニバーサルミュージック

タイアップ:資生堂 SEA BREEZE CM曲

 

◆ 8位

Nissy(西島隆弘) ‐ NA

⇧2(前週10位)

リリース:2019.06.24

所属:エイベックス・マネジメント

レーベル:エイベックス

タイアップ:ANA PERTH キャンペーンソング

 

◆ 7位

GANG PARADE ‐ 本当に僕が生きたかったのはこんなんじゃ無ぇ!

⇩5(前週2位)

リリース:2019.06.18

所属:WACK

レーベル:ワーナーミュージック

タイアップ:ゲーム『マジカミ』主題歌

 

◆ 6位

ちゃんみな ‐ Call

NEW

リリース:2019.06.28

所属:ビクターエンタテインメント

レーベル:ワーナーミュージック

タイアップ:なし

 

◆ 5位

スカイピース ‐ リメンバー

NEW

リリース:2019.06.25

所属:VAZ

レーベル:ソニーミュージック

タイアップ:なし

動画:なし

 

◆ 4位

菅田将暉 ‐ まちがいさがし

⇧2(前週6位)

リリース:2019.05.14

所属:トップコート

レーベル:エピックレコードジャパン

タイアップ:フジテレビ系TVドラマ『パーフェクトワールド』主題歌

 

◆ 3位

Official髭男dism ‐ Pretender

⇧1(前週4位)

リリース:2019.05.15

所属:ラストラム・ミュージックエンタテインメント

レーベル:ポニーキャニオン

タイアップ:映画『コンフィデンスマンJP』主題歌

 

◆ 2位

菅田将暉 ‐ キスだけで(feat. あいみょん

NEW

リリース:2019.06.28

所属:トップコート

レーベル:ソニーミュージック

タイアップ:なし

 

◆ 1位

清水翔太 ‐ Sorry

NEW

リリース:2019.06.26

所属:YARD

レーベル:ソニーミュージック

タイアップ:なし

 

◆ 所感

他のチャートのTOP10で見かけない曲が結構ランクインしている。

「Sorry」「キスだけで」「リメンバー」「Call」「本当に僕が生きたかったのはこんなんじゃ無ぇ!」「ロマンチズム」

今週だけでいえば、10曲中6曲が他にはない。

 

特に「Call」のちゃんみな、「リメンバー」のスカイピースは若年層ファンが多いと聞くので、このチャート特有なのではないだろうか。

 

共に20代前半のアーティスト。

仮説だが、ポイントは2つあるのではないだろうか。

― 年齢が近いことによる

①「共感」作りの上手さ

②別タイプの「憧れ」

 

①「共感」作りの上手さ

これはもしかしたら、ちゃんみなだけかもしれないが、彼女の書く歌詞は10代女性から支持されている。

学校と学校からの脱却、恋愛など、同じ年代の人にしか描けないようなスタイルで世界観を作っている。

②別タイプの「憧れ」

野球で例えるならば、ちゃんみな大谷翔平でスカイピースが杉谷拳士なのでは、と勝手に思っている(笑)。

自分は頑張ってもああいう風にはなれない、けど心のどこかではなりたいと思っているし、少しでも追いつきたいと思っている対象が「ちゃんみな」で、いわゆるカッコいい存在なのではないか。

一方で、「スカイピース」は、とにかく楽しそうで、ちょっと頑張ったら追いつけそうだけど、でも近づいてみたら意外とすごいと気づく、「親近感」が湧くタイプではないだろうか。

ざっくりまとめるとこんな感じ。

なお、このアーティストマップが徐々に更新をしていこうと思っており、だいぶ未完成なので、賛否両論存分に受け付けます。(僕もこれが正しいとはまだ思えていないし、定性判断していないので)

 

その他特有のランクイン楽曲

13位 ヨルシカ - 心に穴が空いた

米津玄師がこじ開けたとされているボーカロイドクリエイター起点のアーティスト

ボーカロイドクリエイターのn-buna(ナブナ)が、女性ボーカルsuis(スイ)を迎え結成し、流動的なプレイヤーを迎えて作品を発表するコンセプチュアル・バンド。

2017年の結成からじわじわと流行の兆しがある注目のバンド。

個人的に好きなのは以下の3曲。

歌詞の世界観も奥深いので、意味や流れを考えながら聴いてみるのも面白い。

 

 

14位 コレサワ - 恋人失格

MVだけ見ると、ヨルシカと似たテイストのアーティストに思えてしまうかもしれないが、コレサワ顔出しNGのシンガーソングライターである。

以下の曲は、聴いたことがあるかもしれない。

アーティストの幅も広がってきている中で、米津玄師からの新時代のアーティスト像を突き進んでいる2組ではないだろうか。

 

15位 E-girls - シンデレラフィット

Amiが卒業してからなかなか波に乗れていない『E-girls』。

ただ、歌唱力、ダンスなどの実力はやはり他のグループとは一線を画している。

魅せる力はあるだけに魅せ方を研究し、浮上していってもらいたい。

E-girls』というブランドを再定義してあげるのも必要かもしれない。